【保存版】OPT?就労ビザ? アメリカ大学院卒業後の進路まとめ [ATの就職・進学の選択肢]

こんにちは、Showです。

今回は、前回の記事の続きで「アメリカでの就職事情」について書いていきます。

まだ前回の記事を読んでいない方はこちらから

 

今回は大学院卒業後に実際にどんな選択肢があるのかについてまとめてみました。

もちろんこれが全てでは無いですし、個々人の置かれている状況は違うと思いますが

少しでも参考にしてもらえれば嬉しいです。

 

はじめに

大学卒業後の大まかな選択肢としては、

・学生としてアメリカに残る

・学生+GAとしてアメリカに残る

・アメリカに残って働く

・日本に帰る

 

こんな感じになると思います。

それでは、具体的にどんな進路の選択肢があるのかをいくつか紹介していきます。

*ビザの話が出てきますが、必ず専門の人に確認するようにしてください。

学生+GAとしてアメリカに残る

まず初めは、大学院のMaster(修士) PhD(博士)で勉強や研究をしながら

GA(Graduate Assistant)として働く方法です。

これは他の専攻で学校に通いながらGAとして学校のスポーツなどで働くというものです。
(GAをせずに修士や博士号を取るために学校に通うという選択肢もありますがここでは省きます)

他の専攻というのは例えば、Exercise ScienceだったりBiomechanicsといった専攻です。

メリットとしては、

・学生ビザになるので比較的ビザが取りやすいこと

・基本は学費が免除でStipend(給料的なもの)を貰えるところと、

・学業にプラスして就労経験も積めるところ

 

デメリットとしては、

・金銭面での負担 (Stipendは1000ドル/月くらいのことが多くそれだけでは生活はできない)

・プログラムにいるうちから学校のリサーチそして出願準備・出願をしていく必要がある
(学校の勉強や国家試験の勉強、就活との両立が必要になる)

 

DATプログラム

これは、Master (修士)ATプログラムの上にあたるDoctor (博士)ATプログラムです(PhDとは違います)

このDATプログラムは、多くの学校が100%オンラインでやっており、

対面でのプログラムは全米にわずかしかありません。
(そもそものDATプログラム自体も少ないです)

100%オンラインのプログラムの場合、学生ビザは下りないので、

学生ビザ以外のビザが必要になります。

なので、アメリカで就労先を見つけ就労ビザをサポートしてもらった上でプログラムに入るか、

日本で働きながら入るということになります。

DATプログラムに入って尚且つアメリカに残りたい場合は、

学生ビザを使って対面のプログラムに入るか、
(CPTとの兼ね合いやその他色々ややこしいらしいので各自で確認してみてください)

就職先を見つけた上で就労ビザ100%オンラインのDATプログラムに入る必要があります。

OPT(Optional Practical Training)を使う

私の知り合いも含め多くの人が卒業後に使っているのが、このOPTです。

OPTの説明は長くなるので省きますが、

OPTがあると、自分の専攻に関係していて決められた労働時間さえクリアしていれば、

卒業後に1年間(例外あり)無給でも有給でも働くことが許されます

なので、もちろん就職先は見つけないといけませんが、

それが見つかれば有給のインターンやフルタイムの仕事はもちろん、

卒業後に無給のインターンをしたいって時でも使えるので便利です。

また、このOPT期間に就労ビザのスポンサーを見つけるっていう人も多いです。

H1Bビザ

ここでもビザ自体の話は省略しますが、

H1Bビザは就労ビザの一つで、このビザで働いている日本人ATも多いです。

このビザの特徴として、ビザのスポンサーが決まったとしても

抽選に当たらないとビザを貰えないということです。

そして、その抽選が年々当たりにくくなっていて

かなり厳しい状況になっているみたいです。

 

高等教育機関でのH1B

そんな抽選の当選率がかなり低いH1Bビザですが、

実は、抽選を免除されるケースがあります。

それが、大学のような「高等教育機関」にビザのサポートをしてもらうことです。

ATは大学にも就職先があるので、この点は他の職種より有利だなと思います。

病院などの医療システムもこの抽選免除に入ると聞いたことがありますが、

定かでは無いので各自で確認してみてください。

注意点としては、

全ての大学がビザのスポンサーをしている訳では無いので、

ビザのスポンサーをしている大学を見つけることが必要です。

 

その他

その他には、グリーンカード(GC)を取るという方法や、

Pビザをサポートしてもらってプロスポーツで働くことも選択肢としてはありますが、

結婚からのGCという場合を除くと、

卒業後すぐにGCやPビザのスポンサーを見つけてサポートしてもらうというのは

かなり可能性が低くなってくると思うので、

多くの場合はその前にOPTや別の就労ビザを挟むことになると思います。

補足情報

自分が確認した限りでは、

Athletic TrainingのResidency Programは学生ビザが使えず、

オンライン100%のDATプログラムにはOPT期間中は入れないということが判明しました。

ビザの話は難しく、教授や雇用先の担当者が知らない情報も多いので、

大学の留学生オフィスやHR・法務部に確認するのを強くおすすめします。

最後に

就活の話は、数年前と今とで置かれている状況が違うように、日々変化していきます。

今現役で働いている方の就活の話を聞くことはとても大切ですが、

それがそのまま自分に当てはまるとは限らないです。

プログラムの勉強や実習で忙しいとは思いますが、

アンテナを張り巡らせて多くの情報を仕入れそれを精査していくことで、

自分の望む進路に進む近道になると思います。

今回紹介したものは選択肢の中でも一部なので、

もしこんな方法もあるよって知ってる方はコメントやインスタにDMお願いします。

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