こんにちは、Showです。
今回は、色々な面でスケールが日本とは桁違いな
『アメリカのカレッジフットボールの世界』についての記事です。
普通に生活しているとあまり関わることのない世界で、裏側を知る機会というのは少ないと思うので、私が経験したことを少し紹介していきます。
アメリカでは、MLB (野球)やNBA (バスケ)に並ぶかそれ以上の人気を誇っている「カレッジフットボール」の世界は想像以上に凄かったです。
目次
はじめに
まず本題に入る前に、
なんでアメリカのカレッジフットボールの世界を経験したかですが、
それは、医療スタッフ (アスレティックトレーナー)の実習生として、2022年のシーズン前からシーズン途中まで実習をしたからです。
その中で、リアルなカレッジフットボールの世界を中から見ることができました。
次に、私が実習していたのが「どれくらいの規模の大学か」ですが、
私が実習していたのは、中規模のディビジョン1大学です。
アメフト部の予算で言うと、10億円を超えるくらいです。
一言にアメリカの大学といっても予算の規模は学校によって全然違います。
全米トップのパワー5というカンファレンス群に所属するジョージア大学やオハイオ州立大学などは、
アメフトだけの予算で数十億円から百億円を超えることもあります。
↑これがパワー5に所属する学校の一つ「ペンシルベニア州立大学」のスタジアム。観客の声援や試合中の雰囲気が凄すぎて鳥肌が立ったのは忘れられません。
私が実習していた大学は、そういったトップ大学よりは規模は小さめですが、
ディビジョン2や3に所属する大学や、ディビジョン1の下部に該当するFCSというサブディビジョンに所属する学校に比べると大きいです。
(詳しい内容は省略)
簡単にまとめると、全米トップレベルの大学に比べると劣るが、
その一段階下に属するまあまあ大きめな大学って感じです。
遠征にチャーター機を使う
では、ここから本題に入っていこうと思います。
タイトルにもある通り、私の大学では州外へ遠征をする際に
チャーター機を使うことがありました。
もちろんバスでの遠征もありますが、
目的地までの移動時間がバスを使って6時間を超える辺りからは
バスでは無くチャーター機を使って移動していました。
チャーター機を使って移動なんかプロの世界にしかないと思っていた私は衝撃を受けました。
国土の広いアメリカだから遠くへ試合に行く際に飛行機を使うのは百歩譲って理解できるのですが、
初めてこの話を聞いた時はさすがにチャーター機はやり過ぎだろって思いました(笑)
(ちなみに、フットボール部以外の部活は遠くても基本はバス移動らしいです)
どんな飛行機?
もちろん、チャーター機なんか今まで乗ったことなかったので、
まあ、チャーター機って言ってもどうせ小さいだろうなって思っていましたが、
空港で待っていたのはこれでした↓
中は、両側3列づつで30番くらいまである立派な飛行機でビックリ。
確かに、選手だけで100人以上、そこにコーチ・スタッフ・VIPなどが乗るとなると
これくらい大きい飛行機は必要ですよね。
ちなみに、ここでいうVIPは、大学やチームに寄付をしている人や
ランクの高い年間シートを買っている人などのことです。
チャーター機が快適すぎた
結局、実習中2回チャーター機に乗る機会があったのですが、
乗ってみての感想は、「めちゃくちゃ快適」です。
チャーター機の何が良いって、飛行機に乗る時の1番のネック
空港での待ち時間がゼロだと言うことです。
飛行機は街外れにある小さな空港に止まっていて、
学校からその空港まではバスで行くのですが、
バスは飛行機の真横まで付けてくれて、
バスを降りたところに保安検査員が待っていて、
そこでIDチェックと保安検査が行われます。
そして、保安検査が終わるとすぐに飛行機に乗り込むことができるので、
無駄な待ち時間やもなくストレスフリーでした。
他のお客さんもいないし、空港でのめんどくさい所が全て省かれていて、
何となくプライベートジェットを買う人の気持ちが分かった気がしました(笑)
↑こんな感じでバスを降りるとすぐに保安検査・搭乗できるようになっています
200人以上が一斉に動くって考えると、お金は高くなるけど
一般のお客さんと一緒に飛行機に乗るよりも
チャーター機の方が合理的なのかもしれないですね。
あとは、アメリカの多くの大学スポーツは
TwitterやインスタなどのSNS運営にもかなり力を入れているので、
乗降シーンはSNS映えもして一石二鳥って感じだと思います。
ジョージア大学のツイッター↓
📍Lexington, Kentucky#GoDawgs pic.twitter.com/Yv0xNCpKxx
— Georgia Football (@GeorgiaFootball) November 19, 2022
これが格好いいと思うかは個人差があると思いますが、
バスや一般の旅客機に乗っているとこんな映像は中々撮れないですよね。
(私はこういう映像好きです 笑)
このように、チャーター機で遠征に行くってだけでもかなりの衝撃でしたが、
アメリカのカレッジフットボール界には他にも日本では考えられないようなことが沢山ありました。
その一つが、選手の待遇の良さです。
チャーター機の件もそうですが、「プロなの?」って思うことが多々ありました。
その中のいくつかを紹介します。