【失敗談】辛すぎ。。歯の矯正をやめることになりました。[アメリカ大人の歯科矯正記録]

こんにちは、Showです。

今回は、タイトルにもある通り、

昨年から始めていた歯科矯正をやめることになった話を紹介します。

・全体の大まかな流れ

・なんでこんなことになったの?

・唯一の救いは…

 

という3つに分けて書いています。

今回のようなケースは珍しい方だとは思いますが、

この経験が今後アメリカで歯科矯正をする誰かの役に立てば幸いです。

全体の大まかな流れ

治療についての詳しい流れはこの記事に書いています⬇︎

 

流れをざっとまとめると、

9月の半ばに矯正歯科へ初のカウンセリングに行き、

歯の状態やX線の画像をもとにその後数回カウンセリングを重ね、

「急速拡大装置」「インビザライン」を使って治療することに決まりました。

治療はカウンセリングから約1ヶ月後に始まり、

さらに、治療開始から1ヶ月後の12月中旬から

「急速拡大装置」を付けました。

その後、3ヶ月くらい付けっぱなしで、3月の初めにそれを外しました。

ここまでは、元々の治療計画通りだったのですが、

ここから色々と問題が発生して、結果的に治療をやめることになりました。

(実際にはずっと問題は起こっていたけど気づいてなくて、

このタイミングで一気に見つかったという方が正しいかもしれないです)

その病院での治療はやめることになった後、

他の病院で新たに治療を開始しようとしましたが、

歯の状態が悪いから1年くらいは何もしない方が良い」と言われる。⇦イマココ

これがざっとした流れです。

 

なんでこんなことになったの?

何が原因でこんなことになってしまったのかというと、

不運なことが重なってしまったからです。

運が悪いだけでそんなことにならないだろって思うかもしれませんが、

続きを読んでもらえると、

「確かに運が悪すぎだな(笑)」ってなると思います。

下の5つの不運が重なってこんなことになってしまいました。

①病院の選択肢が1つしかなかった

②先生が引退→違う先生が担当に

③新しい先生の治療方法が全然違う

④治療の影響で歯の状態が悪化

⑤時間の制約

 

それでは一つずつ説明していきます。

病院の選択肢が1つしかなかった

これは田舎に住むと仕方のないことだと思いますが、

矯正歯科の数が圧倒的に少ないということです。

自分の住んでいる町には矯正歯科は1つしかなく、

次に近い矯正歯科までは車で1時間くらい離れています。

オハイオについてからの私は、

なんとか矯正を早く始めて大学院の2年間で終わらせたくて、

その頃はまだ車を持っていないという状況だったので、

徒歩で行ける距離にあったその矯正歯科以外の選択肢は

自分の中にはありませんでした。

(当時は、こんな都合の良い場所に矯正歯科があるなんてラッキーって思ってたくらいです)

 

先生が引退→違う先生が担当に

治療を始めて数週間くらいの頃に、

病院から「先生の引退に伴ってオフィスが移動します」

という連絡が来ました。

一瞬、「大丈夫かな?」と思いましたが、

既に治療計画は決まっているし、

基本的に先生は治療自体をすることはなかったので

特に私の治療には影響無いだろうと思っていました。

今思うと、ここでしっかり病院側とコミュニケーション

取っておくべきだったと後悔しています。

 

新しい先生の治療方法が全然違う

先生は代わったものの、前の先生の治療計画に沿って

急速拡大装置を3ヶ月付け続けました。

そして、急速拡大装置を取った後に今後の治療計画について

カウンセリングを新しい先生とすることになりました。

そこで、新しい先生から言われたことが、

「インビザラインじゃ厳しいからワイヤー矯正にしよう」でした。

 


⬆︎この記事でも触れていますが、

以前住んでいたロサンゼルスで矯正のカウンセリングをした際にも

「君の歯だとインビザラインじゃ無理だからやるならワイヤーだね」

って言われていました。

 

なので、9月のカウンセリングでも前の先生には

そのことは念入りに確認した上

「インビザラインの方が良いから」って言われたので、

インビザラインでの治療を決めました。

 

先生によって治療方法は違うというのは知っていますし、

最終的に判断したは自分なので、全ては自分の責任なのですが

これを聞いた時には「マジか。。。」ってなりました。

 

治療の影響で歯の状態が悪化

そのカウンセリングの後、

予約の取りにくさやお金のことで少し揉めてしまって

結局その病院での治療はやめることにしました。
(お金のことについては下で詳しく説明しています)

急速拡大装置での治療は終わりましたが、

歯並び自体の治療はまだだったので、新しい病院での治療をしようと思い

家から1時間半ほどのところにある病院のカウンセリングに行きました。

そのカウンセリングで先生から衝撃の一言を言われました。

「急速拡大装置の影響で今君の歯の状態はすごく悪い。」

「1年間くらい歯が元に戻るのを待って、治療はそれからだよ」

さらに、

「急速拡大装置つける前に来てくれていたら治療できたのに。」

「今のこの状態で治療を始めるのは危険すぎる。」

とも言われました。

 

半年以上時間を費やして急速拡大装置で滑舌悪くて全然話せないの我慢して

その結果プラマイゼロどころかマイナスってこれはしんどすぎませんか?

しかも、現状で自分にできることが

ただ歯の状態が元に戻るのを待つだけっていう虚しさ。

その日は帰りの車でずっとイライラしていました(笑)

今はもう受け入れたので大丈夫です。

 

時間の制約

1年くらい待たないといけないって言ったその先生曰く、

私の歯の矯正は結構難易度が高いらしく、

先生の病院で治療をするなら、2年半くらいは

通い続けてもらわないといけないと言われました。

大学院を来年には卒業して、その後の進路が未定+留学生の私にとって

2年半同じところに居続けるというのはなかなか厳しい話です。

キャリアのためにチャンスがあればどこへでも行きたいという思いと、

同じところに留まって歯並びを治したいという気持ちで葛藤しています。

 

唯一の救いは…

この一連の騒動の中での唯一の救いは、

「全額返金」してもらえたことです。

上でも少し触れた通り、お金のことで少し病院側と揉めました。

 

お金のことで揉めた原因

どういう流れでこうなったかをまとめると、

治療開始時に「急速拡大装置+インビザライン

での治療プランということで治療費を全額払っており

新しい先生が「ワイヤー」での治療に変更すると言ったので

インビザとワイヤーの差額を返金して欲しいと言いました。
(インビザの方がワイヤーよりも高いので)

すると、新しい方の先生が設定している治療費だと

ワイヤーで治療するとしても、既に払っている金額より高いから、

逆に私たちはディスカウントしてあげていると言われ差額は払ってくれませんでした。

(ちなみに治療費の値段設定が変更されていることはこの時知りました。)

 

契約は前の先生としているので、そっちの価格設定で話をするべきだ

と言いましたが全然聞き入れてくれませんでした。

困った時のホストマザーということで相談してみたところ、

「この件を州にある歯科のBoardに相談するよ」って言ってみたらっていう

アドバイスをくれたので、そういう風な内容を病院側にメールで送ったところ

病院側からめんどくさいと思われたのか、

全額返金するから治療も終わりにしようって返事がきました。

 

半分脅しみたいなことだったのでこのやり方が正しかったかはわかりませんが、

やりとりをしている限り、どちらも自分が正しいと思っており

らちが開かなかったのでこうするしかありませんでした。

 

まとめ

とりあえず病院を決めたら、あとはきちんと通院するだけで

歯並びが綺麗になると思っていましたが、

そんな簡単な話ではなかったみたいです(笑)

一番メンタルにきたのは、上手くいっていると思っていた治療が

実はマイナス方向に進んでいたということです。

なかなかハードモードに突入してしまったアメリカでの歯科矯正ですが、

やはり綺麗な歯並びは欲しいなと思うので、

進路のことと上手くバランスをとりながら、再開できるように動いていく予定です。