こんにちは、Showです。
ATを目指している方に限らず、医療関係の勉強をしている方やこれからそういった勉強をする方は、見たこともないような英単語をたくさん覚えていかなければなりません。
そんな方のために、今回は、医療英単語の効率的な覚え方について書いていこうと思います。
私は、今セメスターでMedical Terminology(医療用語)の授業を受けています。
このクラスは、多くの大学院のATプログラムの事前履修科目に含まれています。
私自身、日本では経済学部に所属していたため医療関係の予備知識は全くない状態でこのクラスを受け始めましたが、今回紹介する方法を使って暗記をすることでAをキープすることができています。
より効率的に医療英単語を覚える方法のカギは「Root(語源)」「Prefix(接頭語)」「Suffix(接尾語)」「Combining Vowel(CV)」です。
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「Medical Terminology」の授業って何をするの?
まず、「Medical Terminology」の授業内容についてですが、主に、身体の部位の名前や役割、病気の名前や症状、検査器具についてを学んでいきます。
私の受けている授業は、週に1日3時間の授業があり、毎週、「消化器系」「心肺系」など異なるテーマについての授業を受け、その範囲に関してのテストを次の授業の最後に受けるという形で進んでいっています。
そして、その毎週受けているテストの結果も成績に大きく響くため毎週多くの医療英単語の暗記に追われています。
では、そんなにたくさんの医療英単語をどのようにして覚えているのかということですが、限られた時間の中で闇雲に覚えるというのは効率的とは言えません。
実は、授業の中で医療英単語の成り立ちや効果的な覚え方を教えてもらえます。
その方法を使うことで、闇雲に覚えるよりも効率よく医療英単語を暗記することができます。
では、どのようにして英単語を覚えているかというと、英単語を分解してパーツごとに覚えるという方法を使っています。
次の章で実際に私が授業で教わった具体的な分解の方法やパーツについて紹介していきます。
医療英単語はパーツごとに覚えよう‼
医療用語を分解すると、「Root(語源)」「Suffix(接尾語)」「Combining Vowel(CV)」「Prefix(接頭語)」にわけることができます。
・Root(語源)とは、その単語の基礎となる部分です。
・Suffix(接尾語)とは、その単語の最後の部分です。
・Combining Vowel(CV)とは、「Root(語源)」と「Suffix(接尾語)」をつなぐ役割や「Root(語源)」と他の「Root(語源)」をつなぐ役割を持っています
・Prefix(接頭語)とは、単語の初めに付けられ重要な意味をもつ部分のことです。すべての単語に含まれているわけではありません。
これだけ見ただけでは何のことかさっぱりわからないと思うので、「Root(語源)」「Suffix(接尾語)」「Combining Vowel(CV)」について例を使って説明します。
「Electrocardiogram(心電図)」という単語を分解すると…
Electr / o / cardi / o / gram
Electrocardiogramは上記のように5つのパートに分けることができます。そして、それぞれを分類すると
Root / cv / root / cv / suffix
この単語は、2つのRoot(語源)と1つのSuffix(接尾語)、そして2つのCombining Vowel(CV)によって成り立っていることがわかると思います。CVは意味を持たないので、その他の部分のそれぞれの意味は以下のようになります。
Electricity / cv / heart / cv / record of
電気 / cv / 心臓 / cv / の記録
あとは、これらの意味をつなげればよいのですが、
ここで注意したいのが、一番最後の部分(record of )が先頭にくるということです。
その後は、言葉として自然な流れになるように並べ替えてつなげます。
この単語の場合は…
Record of the electricity of the heart(心臓の電気の記録=心電図)
というようになります。
これらを踏まえたうえで、次は「Prefix(接頭語)」を含んだ単語について例を使って説明していこうと思います。
「Epigastric(上腹部)」という単語を分解すると…
Epi / gastr / ic
Prefix / root / suffix
このように分解し分類することができます。
今回の単語のようにCombining Vowel(CV)の無い単語も存在します。
それぞれの部分の意味は
Above / stomach / pertaining to
上の / お腹 / ~に関する
となり、これらを先ほども言ったように後ろの部分を(pertaining to)先頭に持ってきて、そのあとは自然な流れになるように並べ替えつなげると…
Pertaining to above stomach(上腹部に関する)
というようになります。
具体的な勉強法
ここからは、今まで紹介してきたことを踏まえて実際に暗記していく方法について書いていこうと思います。
①覚えたい単語を書き出す
まずは覚えたい英単語を書き出す作業から始めます。
私は、単語カード(単語帳)を使っていますが、ノートやルーズリーフでも大丈夫です。
単語カードの場合は片面に覚えたい英単語を書き出します。
ノートやルーズリーフの場合は、1ページを半分に分け左側に覚えたい英単語を書き出します。
また、「Quizlet」などの単語カードアプリを使うのも良いと思います。
個人的には、手書きの方が作業の効率が良く単語カードを使うことで、覚える際に順番を変えながらランダムに覚えることができるので単語カードがおすすめです。
②単語をスラッシュ(/)で区切る
次に、スラッシュ(/)で区切った英単語を書きます。
単語カードの場合は裏側の上部に、ノートやルーズリーフの場合は右側に書いていきます。
③それぞれの意味を調べる
私は、授業で使っている教科書を使用して調べています。
インターネットで「Medical term dictionary」と検索すると医療用語の辞書は出てくるのですが、今回紹介したような「Root」や「Suffix」に分けて意味が書いてあるものが見当たりませんでした。
この教科書は私が現在使用しているものと同じで、「Root」や「Suffix」についても詳しく書かれています。
もし、英語で書かれている本を読むのがしんどいという方には、このような日本語で書かれた本もあるみたいなので参考にしてみてください。
④調べた意味をスラッシュ(/)の形と自然な形の2パターンで書く
先ほど調べた意味を書いていきます。
慣れるまでは、スラッシュ(/)の形と、自然な流れになるように並べ替えた形の両方を書きましょう。
慣れてくると、スラッシュ(/)の形だけでも大丈夫です。
⑤必要に応じて日本語の意味を書く
日本語で覚える必要がある場合や日本語とリンクさせた方が覚えやすい場合は日本語の意味を書きましょう。
まとめ
医療英単語は「Root(語源)」「Prefix(接頭語)」「Suffix(接尾語)」「Combining Vowel(CV)」の組み合わせによって構成されています。
そのため、これらに分けた状態で覚えることで1単語1単語覚えるよりも効率的に覚えることができます。
今回紹介した医療英単語の覚え方を使って効率的に英単語を覚えていってください。