こんにちは、Showです。
今回は、アメリカでNATA-ATCを取得したいと思っているけど
どこの大学院に行けば良いかわからない、出願するには何が必要なの?
という方のために、
この記事では、
・大学院選びの方法
・大学院の入学要件の1例
について紹介しています。
『日本でやるべき準備についての記事はこちら』⇩
【トレーナー留学】日本でやるべきNATA-ATC取得に向けての準備
アメリカでNATA-ATCの資格を取る方法【日本で出来る留学前準備編】
ATプログラムのある大学院の探し方
ATプログラムのある大学院に行きたいけど、
「どこの大学院にATプログラムがあるのか」、
そして、「どうやって大学院を調べたらいいかわからない」
という方は多いと思います(自分もそうでした)。
そんな時に使用するのが「CAATE」のホームページです。
「CAATE」とはアスレティックトレーニング教育認定委員会(the Commission on Accreditation of Athletic Training Education)のことです。
この「CAATEのホームページ」を使うことで、
・どこの大学・大学院にプログラムがあるか
・プログラムの状態
・プログラムディレクターの名前
・各プログラムの詳細情報・ホームページのリンク
などの情報を州やプログラムのレベル(大学or大学院)で比較しながら確認することができます。
CAATEのホームページを使って大学院を調べる方法
では、使い方を紹介していきます。
次のURLをクリック:https://caate.net/search-for-accredited-program/
または
「CAATE」で検索→ホームページ上部にある「SEARCH PROGRAMS」をクリック
そして…
①検索欄までスクロール
②State/Territory…希望の州を選択or空けたままでもOK
③Program Type…Professionalを選択
④Degree Type…大学院の場合はMasters 大学の場合はBachelor を選択
⑤Searchボタンをクリック
⑥気になる大学・大学院の列の右端にあるMoreボタンをクリック
⑦Website欄のURLより大学のホームページへ
ホームページからは各大学によって記載されている情報、
そしてその情報が記載されている場所が違います。
しかし、ほとんどのHP上には「Admission」という所があると思うので
そこをクリックして、さらにAT Programと書いてあるところをクリックすると見つかります。
㊟あと、大学院は「Graduate School」なので、
間違って“Undergraduate(学部)”の方のページを見ないように注意してください。
大学院を決める際の4つのポイント
大学院を決める際に見ておくべきことは沢山ありますが、
その中から4つ選んだので参考にしてみてください。
・大学の立地…アメリカはとても大きいので、州によって気候・治安・物価などが大きく違います。また、同じ州でも端と端ではそれらが違ってくるのでネットで調べたり、現地の留学生に聞いてみましょう。
・私立or公立…学生数・授業料が全然違ってくるので、自分に合いそうな方を選ぶことが重要です。
・授業料…授業料の比較と合わせて奨学金も調べてみましょう。
・部活動の規模…規模の大きい(NCAA1)大学で大勢のトレーナーの中に入っていくのが良いか、小規模の大学の中で比較的少ないトレーナーと過ごしたいかが変わってきます。小規模とは言っても、日本の大学の設備に比べるとかなり充実しているところが多いです。
これらは、既にATプログラムに入っている人などから聞いた情報をもとに書きました。
大学院の数はかなり多いので、全ての大学院を調べていくのはかなりの時間がかかります。
なので、これらの条件から自分が優先したいと思う項目を選び、
そこから絞って大学院を決めていくと決まりやすいと思います。
私自身は大学の立地と学費を優先して考えています。
【追記】大学院調べの方法に関してもっと詳しい記事を書きました!!(2020年8月)
【NATA-ATC留学】アメリカ大学院の調べ方と選ぶ時の4つのポイント
大学院の入学要件の1例
つぎに、大学院への出願要件や事前履修科目について書いていこうと思います。
出願要件は、大学院によって違い、さらに内容が変更されることも多いため、
常にHPから新しい情報を入手するようにしてください。
今回は例として、
カリフォルニアにある「University of LaVerne(ラ・バーン大学)」
を取り上げるので、参考にしてみてください(2019年6月時点)。
・完成したATCASアプリケーション(ATCASとはATプログラムへの申請プロセスを支援するためにCAATEによって提供されるサービス)
・履歴書
・なぜATCになりたいのかをまとめた個人的なエッセイ(500ワード)
・3通の推薦状
・学士号の正式な成績証明書。進行中の成績証明書でも可。必須クラスは進行中で構わないが、プログラムの開始前に完了し、正式な成績証明書を提出する必要があり。・ATCの下で2つ以上の環境下で、少なくとも50時間のオブザベーションアワー。
・TOEFLiBT…80以上 or TOEFLpBT…550以上 or IELTS…6.5バンドスコア以上
『オブザベーションアワーについての記事はこちら』⇩
事前履修科目は?
そして、この大学院の要求する事前履修科目は、以下の通りです。
・人体解剖学と人体生理学、または組み合わせた場合、解剖学と生理学IとII
・バイオメカニクス、または同等のもの
・運動生理学(1コース)
・一般心理学、異常心理学または発達心理学(1コース)
・入門統計または一般統計、または同等のもの(1コース)
・入門栄養学または一般栄養学、またはそれと同等の(1コース)
・基礎ヘルス&ウェルネス(1コース)
・基礎アスレティックトレーニング(ラボ)または同等のもの(1コース)
・入門または一般化学(1コース)
・一般物理学入門(1コース)
必須ではないが取ることをおすすめする科目
・医学用語
・研究手法
『事前履修科目についてはこちらの記事で詳しく書いています』⇩
【NATA-ATC留学】事前履修科目の取得にかかる期間と意外と知らない落とし穴
【NATA-ATC留学】コミカレだけでは事前履修科目を全て取れない?
【NATA-ATC留学】コミカレだけでは事前履修科目を全て取れない? Part.2
【ATCASの申請プロセス】
以下の情報は、全て「University of LaVerne(ラ・バーン大学)」の
ホームページから取ってきたものです(2019年6月時点)。
応募者はATCASオンラインポータルでアカウントを作成し、
システム内でアプリケーションを提出するために以下の6段階のプロセスに従う。
1.ATCASアカウントを作成
→ 入学希望者は、オンラインアプリケーションポータルを使用してアカウントを作成することから始める。
2.興味のあるプログラムを指定
→ 申請者は、次のステップに進む前に、少なくとも1つの関心のあるプログラムを選択または指定する必要がある。
3.成績証明書(Transcript)を要求
→ ATCAS成績証明書処理センター:アカウントを作成し、関心のあるプログラムを指定した後、応募者は、すべての大学レベルの授業の成績証明書を直接ATCASに送付するように参加した各学校の登録機関に依頼する必要がある
4.ATCASアプリケーションの個人情報、学歴、支援情報、およびプログラム資料を完成
・個人情報、学歴、および裏付け情報は中核部分であり、一度だけ記入する必要がある。この情報はすべての指定校と共有されます。
・学生は学歴セクションに成績証明書情報を入力しする。これにより、ATCASサービスは申請者の情報を検証し、GPAを正確に計算することができます。
・応募者は、志願者の情報を裏付けるために3つの評価書を要求する。
・プログラム資料の内容は、各プログラムが申請者から収集する特定の情報である(例:エッセイ、質問、参照要件)。たとえば、プログラムが特定の種類の個人からの推薦状を必要とする場合、その必要条件はプログラム資料セクションに記載されている。
5.申請書を提出
→ 上記のように、申請者は申請書を提出するためには、少なくとも1つの学校のために3つの評価書を用意し、個人情報、学歴、支援情報とプログラム資料を完成させなければならない。応募者は、選択されたプログラムごとに応募料を支払うか、または資格がある場合は応募料免除を受けます。申請者が申請書のみを要求して提出するために、評価書および成績証明書をATCASが受け取る必要はありません。
最後にATCASはアプリケーションをレビューまたは検証する
もし、気になる大学院がある場合はその大学のホームページに詳しいことが書いあるので調べてみることをおすすめします。
まとめ
今回は、ATプログラムのある大学院の調べ方について紹介しました。
大学のATプログラムについては、私自身が大学院を目指しているため知らないことが多いということと、現在ATプログラムが大学レベルから大学院レベルへ移行しているということがあったため書いておりません。
アメリカの大学院についての情報を集めることは非常に大変ですが、CAATEをうまく利用して大学院探しを行ってみてください。
この記事が少しでもNATA-ATCを目指している方のお役に立てれば幸いです。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
参考URL:https://laverne.edu/ (University of LaVerne 2019/06/07閲覧)
https://caate.net/ (CAATE 2019/06/07閲覧)